「良い記事を書けば、いつか誰かが読んでくれる」という幻想
ブログを書き始めて数ヶ月。記事数は増えてきたのに、アクセス解析(Googleアナリティクス)の数字はいつも「0」か「1」。 たまに数字が動いたと思ったら、自分で確認したアクセスだった……。
そんな経験、ありませんか? 私は毎日、その虚無感と戦っていました。
「内容は間違っていないはずだ」「俺の経験は役に立つはずだ」 そう信じて書き続けましたが、現実は残酷です。 ネットの海には何億という記事が漂っており、読まれる工夫をしていない記事は、深海に沈んだ石ころと同じです。
特に私たち50代男性は、「タイトルがポエム(詩的)になりがち」という悪い癖があります。
- × ダメな例: 「雨の日の独り言」
- × ダメな例: 「定年について思うこと」
これでは、Google検索で誰も見つけてくれませんし、タイムラインに流れてきてもスルーされます。 読者が知りたいのは「あなたの感想」ではなく、「自分の悩みが解決するかどうか」だけだからです。
※この記事で書いている内容は、
自分用の実践メモとしてnoteにもまとめています。
SEOやAIの専門解説ではなく、
50代で実際につまずいた所や、
「これは最低限やった方がよかった」
という点だけを書いています。
無料で公開していますので、
必要な方だけ参考にしてください。

AIは「データに基づいた鬼編集者」
そこで私は、タイトルの決定権を自分から剥奪し、AI(ChatGPT)に委ねることにしました。 長年の勘やこだわりは捨てて、AIにこう聞いてみたのです。
【入力したプロンプト】 「私は50代の再雇用サラリーマンです。ブログ記事のタイトルを考えてください。 テーマは『給料が下がって辛い』こと。 ターゲットは『同世代の男性』。 思わずクリックしたくなる、扇情的でSEOに強いタイトル案を10個出してください。」
するとAIは、ものの数秒で、私には絶対に思いつかないタイトルを吐き出しました。
【実験結果】修正前 vs 修正後
AIが出してきた案を採用し、実際にタイトルを変えてみました。
ケース1:定年後の働き方について
- 【修正前(私の案)】 再雇用制度の現実は厳しい (→ 誰もクリックしない。教科書みたい。) ↓
- 【修正後(AIの案)】 「手取り11万」の衝撃。59歳、再雇用の明細を見て私が震えた理由と、最初にとった行動 (→ 「衝撃」「震えた」という感情語と具体的な数字が入ることで、自分ごとのように感じる。)
ケース2:資格勉強について
- 【修正前(私の案)】 民法の勉強を始めました (→ 日記レベル。他人は興味がない。) ↓
- 【修正後(AIの案)】 記憶力低下は言い訳だ。50代がAIを家庭教師にして「民法」を最短攻略するズルい勉強法 (→ 「ズルい」「攻略」という言葉が、楽をしたい人間の心理を突く。)
どうでしょうか? 明らかに「修正後」の方が読みたくなりませんか?
これがAIの力です。 AIは過去の膨大なデータから、「人間がどんな言葉に反応するか」を熟知しています。 私たちの「古臭いセンス」より、AIの「データ」の方が正しいのです。
本文の構成もAIに「ダメ出し」させる
タイトルだけでなく、記事の中身(構成)もAIにチェックさせています。
書き上げた記事をAIにコピペして、こう頼みます。
【入力例】 「この記事を、50代の読者が途中で離脱せず最後まで読みたくなるように添削してください。 読みにくい箇所、つまらない箇所を厳しく指摘して。」
するとAIは容赦なく指摘してくれます。 「導入が長すぎます。最初の3行で結論を言ってください。」 「専門用語が多すぎます。『〇〇』という言葉は中学生にはわかりません。」
耳が痛いですが、この「客観的なダメ出し」こそが、読まれるブログへの一番の近道です。 会社では部下が気を使って誰も指摘してくれませんが、AIは忖度しません。最高の編集者です。

まとめ:プライドを捨てて、AIに従おう
「自分が書きたいタイトル」をつけるのは、日記帳の中だけで十分です。 ブログやnoteで収益を得たいなら、「読者が読みたくなるタイトル」をつけなければなりません。
自分のセンスに自信がないなら、AIに聞いてください。 「どっちのタイトルがいい?」と聞けば、理由付きで教えてくれます。
最初は抵抗があるかもしれません。「俺の言葉じゃない」と。 でも、騙されたと思って一度AIの案を採用してみてください。 アクセス解析の数字が、正直な答え(=正解)を教えてくれるはずです。
次回は、いよいよ最終回。 これだけの作業を、忙しい本業の合間にどうやってこなしているのか? 「残業・飲み会・老眼。言い訳だらけの50代が『副業時間』を捻出するためのタイムマネジメント」についてお話しします。 根性論ではありません。「捨てる技術」です。


