「君には期待しているんだ」 「今辞めたら、どこへ行っても通用しないぞ」 「後任が見つかるまで待ってくれ」
退職を切り出したとき、上司からこんな言葉を投げかけられて、心が揺らいでいませんか? 「あぁ、自分は必要とされているんだ」「迷惑をかけちゃいけないんだ」と。
目を覚ましてください。それは全て「嘘」です。
私は38年間会社に勤め、部長として何人もの部下の退職届を受け取り(あるいは握りつぶし)てきました。 組織の「あちら側」にいた人間として、正直に告白します。 上司が必死に引き止める時、その脳内にあるのは「君の未来」ではありません。
あるのは「自分の評価」と「面倒くささ」だけです。 今回は、元管理職が隠していた「引き止めの裏事情」を暴露します。
引き止める本当の理由 3選
理由①:「自分の査定(ボーナス)」が下がるから
これが9割です。 管理職には「部下の離職率」という評価項目がある会社が多いのです。 君が辞めると、上司は「マネジメント能力不足」の烙印を押され、ボーナスが減ったり、出世に響いたりします。
「君のためを思って…」という言葉は、脳内で「私のボーナスのために…」と翻訳してください。 上司は君を守りたいのではなく、自分の財布を守りたいだけです。
理由②:採用活動と教育が「面倒くさい」から
君が辞めると、上司は人事部に頭を下げて求人を出し、面接をして、また一から新人を教えなければなりません。 これは激務です。 「後任が見つかるまで待って」というのは、「俺に面倒な仕事をさせないでくれ」という甘えに過ぎません。 経営者ならともかく、一社員である君が、会社の人手不足の責任を負う必要は1ミリもありません。
理由③:飼い犬に噛まれたようで「腹が立つ」から
今まで大人しかった部下が突然「辞める」と言うと、プライドの高い上司ほど逆上します。 「育ててやったのに」という恩着せがましい感情です。 パワハラ気質の上司が「損害賠償だ!」「裏切り者!」と怒鳴るのは、理屈ではなく、単なる子供じみた癇癪(かんしゃく)です。
義理立てした私の末路
「それでも、会社には恩があるし…」 そう思う優しい君へ。私の今の姿を見てください。
私は38年間、会社に尽くしました。 部下の退職を食い止め、無理難題も飲み込み、定年まで勤め上げました。 その結果、待っていたのは「手取り11万円」の再雇用契約です。
会社とは、そういう場所です。 君がどれだけ義理立てしても、君が壊れても、会社は君の老後の面倒まで見てくれません。 今の私のように「使い捨て」にされる前に、自分の人生を最優先してください。

解決策:どうしても辞めさせてくれない時は?
上司の引き止めの理由が「ただの保身」だとわかっても、 「怖くて言い出せない」 「退職届を受け取ってもらえない」 という状況なら、まともに話し合うのは時間の無駄です。
相手は「辞めさせないプロ(ベテラン管理職)」です。 丸腰で戦おうとせず、強制的に縁を切る手段」を使ってください。
実は、私が管理職時代に一番「やられた…(もう無理だ)」と思ったのは、第三者が介入してくることでした。
もし君が限界を迎えているなら、私が書いた「一番安全な逃げ方」の記事を読んでください。 元部長の視点から、「これをやられたら会社は手出しできない」という方法をまとめました。

