手取り15万の衝撃。定年後の再雇用で年収が1/4になる現実と、私の「60歳からの生存戦略」

突きつけられた数字

ご無沙汰しております、おむすびです。 突然ですが、私のサラリーマン人生の「ゴール」が決まりました。来年4月、還暦を前に定年退職を迎えます。

「その後は悠々自適?」…いえ、待っていたのは残酷な現実でした。 会社に残る再雇用で提示されたのは、時給1,300円。手取りにして約15万円。年収は今の4分の1に激減です。

震えました。でも、嘆いても1円にもなりません。 「65歳までどう生き抜くか」。生活防衛のため、家中の不用品を全て現金に変える「断捨離サバイバル」を、今日から始めます。

部屋を埋め尽くす「昭和・平成の遺物」は、これからの人生に必要か?

冷や汗をかきながら計算機を叩いた後、ふと部屋を見渡してみました。 そこにあったのは、今の私の不安とは裏腹に、モノで溢れかえった光景でした。

本棚には、もう読み返すこともないであろう難しいビジネス書や、昔の資料の山。 クローゼットには、「部長」という肩書きのためだけに買った、サイズの合わなくなったブランドもののスーツたち。 そして、いつか使うかもしれないと取っておいた、趣味の道具や謎の配線コード…。

これらは全て、私がこれまで必死に働いて稼いだお金で買ったものです。いわば「戦ってきた証」であり、昭和・平成を駆け抜けた私の歴史そのものかもしれません。

しかし、冷静になって自問しました。 「時給1,300円の嘱託職員になる私に、これらは本当に必要なのか?」

答えは「NO」でした。 これらは今の私にとって、資産ではなく、ただの「重たい荷物」でしかありません。 現役時代のプライドや見栄が詰まったこれらの「遺物」を抱えたままでは、手取り15万円の新しい生活サイズに収まるはずがないのです。

生活をダウンサイジング(縮小)しなければ、破綻する。 そのためには、まず物理的に身軽になるしかない。 そう気づいた瞬間、私の目の前にあるガラクタの山が、少し違ったものに見えてきました。

捨てるなんてとんでもない。「自宅の埋蔵金」を掘り起こせ!

断捨離といえば「潔く捨てる」のが美学かもしれません。 しかし、手取り15万円の現実を突きつけられた私に、そんな余裕はありません。これらはかつて、汗水垂らして働いた私の給料で買ったもの。「我が家の資産」の一部です。

そこで私は決めました。 「徹底的に売って、現金化する」と。

ただゴミ袋に放り込めば0円、あるいは処分料がかかります。 しかし、手間を惜しまず買取サービスやフリマを活用すれば、それは「生活防衛資金」に変わります。

  • もう読まない本が、明日のランチ代になるかもしれない。
  • 着ないスーツが、週末のビール代に化けるかもしれない。
  • ガラクタだと思っていた箱が、意外な高値で売れるかもしれない。

これは単なる片付けではありません。 「自宅に眠る埋蔵金の発掘作業」であり、定年後の生活を少しでも豊かにするための、私のささやかな「逆襲」です。

このブログでは、キレイ事抜きで「実際にいくらで売れたのか?」というリアルな数字を全て公開していきます。 査定額が安すぎて「ふざけるな!」と毒づく日もあるでしょう。逆に、思わぬ高値に小躍りする日もあるかもしれません。

そんな59歳の悪戦苦闘を、どうか笑いながら見守ってください。

崖っぷちからのスタート。65歳まで走り抜けます

定年はサラリーマン人生のゴールだと思っていましたが、どうやら私にとっては「新たなサバイバル生活」のスタート地点だったようです。

時給1,300円、手取り15万円。 この数字に対する不安がないと言えば嘘になります。 しかし、指をくわえて待っていても、給料袋の中身は増えません。

2026年4月30日。 今の職場を定年退職するその日を、物理的にも精神的にも「身軽」な状態で、そして少しでも「懐(ふところ)」を温かくして迎えるために。

今日から、59歳の「悪あがき」を始めます。 同世代の皆様、そして将来に不安を感じている現役世代の皆様。おむすびの七転八倒の記録を、どうか応援よろしくお願いします。

(さあ、まずは手始めに……目の前にあるこの巨大な本棚からやっつけてきます!)