「もう歳だから覚えられない」は、ただの甘えだった
「よし、定年後のために資格でも取るか!」 そう意気込んで分厚いテキストを買ってきたものの、最初の数ページで強烈な睡魔に襲われる。 さっきマーカーを引いたはずの法律用語が、本を閉じた瞬間に頭から綺麗さっぱり消え去っている。
「……あれ? 昨日の晩飯、何食べたっけ?」
それが、59歳を迎えた私のリアルな脳みその状態です。 あなたも似たような経験はありませんか? 若い頃は徹夜で一夜漬けもできたのに、今はもう、悲しいくらいに頭に定着しません。
私は現在、定年後の生活防衛のために「FP(ファイナンシャルプランナー)2級」と、法律の基礎である「民法総則」の勉強に挑戦しています。 最初は「還暦前のオヤジには無謀だったか」と挫折しかけました。
しかし、ある「相棒」を手に入れてから、私の勉強法は劇的に変わりました。 それが「ChatGPT(AI)」です。 今回は、記憶力が衰えた50代でも難関資格を独学で攻略できる、AIを使った「ズルい勉強法」を公開します。
※この記事で書いている内容は、
自分用の実践メモとしてnoteにもまとめています。
SEOやAIの専門解説ではなく、
50代で実際につまずいた所や、
「これは最低限やった方がよかった」
という点だけを書いています。
無料で公開していますので、
必要な方だけ参考にしてください。

1. 法律の「宇宙語」を「スーパーの現場」に翻訳させる
民法などの法律テキストは、とにかく言葉が硬いです。 「善意無過失」「心裡留保」「瑕疵担保責任」……。もはや宇宙語です。これを丸暗記しようとするから脳が拒絶するのです。
そこで私は、AIに「通訳」を頼むことにしました。
私は長年、店舗運営の仕事をしてきました。そこで、テキストの難解な部分をChatGPTに入力し、こう命令します。
【入力プロンプト】 「民法の『意思表示』のルールについて、スーパーの店舗で起きる『お客さんと店員のやり取り』に例えて、中学生でもわかるように解説して。」
するとAIは、 「お客さんがレジに商品を置くのが『申込み』で、店員がバーコードをピッて読み取るのが『承諾』だよ。これで売買契約が成立するんだ。もしお客さんが勘違いして違う商品をレジに持ってきたらね……」 と、私が毎日見ている「現場の光景」に置き換えて説明してくれます。
これなら一発で腹落ちします。 丸暗記ではなく「自分の経験と結びつけて理解する」こと。これが、記憶力が落ちた50代にとって最強の記憶術なのです。
2. 「私専用の鬼コーチ」にオリジナル問題を作らせる
テキストを読んでわかった気になっても、いざ過去問を解くと全く解けない。 独学の最大の壁はここです。
そんな時、私はAIを「自分専用の家庭教師」として使います。 FPの勉強で「高年齢雇用継続給付」の計算が覚えられなかった時、AIにこう頼みました。
【入力プロンプト】 「FP試験に出る『高年齢雇用継続給付』の分野で、私が絶対引っかかりそうな○×形式の意地悪な問題を3問作って。答えはまだ言わないで。」
AIは容赦なく、絶妙に間違えやすい問題を出してきます。 「くそっ、間違えた!」と悔しがる感情。この「感情が動いた瞬間」に、人間の脳は物事を深く記憶するようにできています。
間違えたら、「なんでこれが×なの? もっと噛み砕いて教えて」と何度でも質問できます。相手はAIですから、同じことを100回聞いても絶対にため息をつかれません。
3. 「勉強の過程」そのものをコンテンツにして稼ぐ
そして、ここからが「50代の稼ぐ力」の真骨頂です。 AIを使って必死に勉強したその「ノート」や「つまずいたポイント」を、そのままブログやnoteの記事にしてしまうのです。
「FP試験、ここがわかりにくい! AIに小学生レベルで解説させてみた」 「59歳の民法挑戦記。今日学んだ『契約の無効』について」
あなたが「難しい」と悩んだ場所は、他の受験生も必ず悩む場所です。 完成された市販のテキストよりも、「同じように記憶力低下に悩む同世代のおじさんが、どうやってそれを理解したか」という泥臭いプロセスの方が、圧倒的に読者の役に立ちます。
つまり、勉強すればするほど、それが「お金(コンテンツ)」に変わっていくのです。

まとめ:学ぶことをやめた時が、本当の「老い」の始まり
「今さら勉強なんてして、何になるんだ?」 会社の同僚にはそう笑われるかもしれません。
確かに、時給1,300円の再雇用生活において、民法の知識が直接給料を上げてくれるわけではありません。 しかし、新しいことを学び、昨日より少しだけ賢くなった自分を実感できること。 そしてその知識をネットで発信し、誰かから「ありがとう」と言われ、数百円でも対価を得ること。
これ以上に、人生の後半戦を熱くしてくれるものがあるでしょうか。
記憶力の低下は、もう言い訳になりません。 AIという最高の家庭教師をポケットに入れ、今日から一緒に「大人の学び直し」を始めませんか?

